リース
日本で通常リースと言う時、いわゆるファイナンスリースのことを指しています。
ではリースと賃貸借とは何が違うのでしょうか?賃貸借やレンタルは、すでに貸す側に借りたい物が揃っている中から客が選んで借りる仕組みです。
それに対し、ファイナンスリースは客が欲しい物をリース会社が代わりに購入して貸すという仕組みなのです。
例えばある企業が運営に必要な機械やコンピューターなどを必要とする場合、リース会社がその資金を出して購入し、必要としている企業に長期間賃貸し、通常3年から7年の間にその企業はリース会社に代金を支払います。
この代金には金利や諸税、保険料なども含まれています。
リースの利点は、企業が自分の希望する機種が自由に選べるという点です。
レンタルの場合はレンタル会社の手持ちの機種から選ばなくてはなりませんし、通常レンタルは特定の自動車や建設機械などの汎用機種しか取り扱っていません。
ただしリースにすると中途解約は出来ません。
途中でその物品が必要なくなったとしても契約期間中はお金を支払い続けなければいけないのです。
基本リース期間を越えればリース料は大幅に安くなり、契約期間が満了しても必要であれば再リースで延長使用も出来ます。
一般的に企業の使用する機械はリースを利用している所がほとんどと言ってもよいでしょう。
大体の機械はある年数経てば古くなってしまうので、壊れた場合の処分などを考えるとリースは大変便利なのです。
所有権はリース会社にあるので、最終的に自社の手持ちにしたい物は、割賦販売などで購入する方がよいのではないでしょうか。